インドの学校ボランティアで気づいた「日本が誇る教育イベント、運動会」

 

     

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東南アジアの教育の問題点

 

インドを中心に、東南アジアの学校を訪れる中で気づいたことは、

運動会や文化祭といった行事の大切さです!!

 

実は東南アジアの学校はチーム対抗で協力したり、切磋琢磨して競い合ったりするとても行事が少ないのです!

 

これは、主に二つの理由が考えられます。

一つは、教育にかけられる予算が少ないからです。先生の数も教室の数も足りていないので、数学や英語などの基礎科目の教育が重要視されます。だから行事・イベントに割けるお金も時間も足りていません。 

もう一つは、グランドや体育館が整備されていない、もしくはそもそもグランドや体育館がないからです。そんな状況では、運動会や球技大会なんかを行うことは難しいですね。

 

僕がインドのバラナシにあるマザーベイビースクールを訪れた時も、先生が「もっと生徒どうしで協力ができるような機会を増やしていきたい」というお話をなさっていました。

 

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体育祭や文化祭は、世界に誇れる日本の教育!

 

実は東南アジアに限らず、体育祭や文化祭といったイベントは世界に誇れる日本の教育の特色なんです!!!

 

僕はオーストラリアのゴールドコーストにあるSSCという高校でも学校インターンをしていました。この学校は日本の学校と交換留学の提携を組んでいるので、日本に留学していた生徒がたくさんいます。

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彼らの声の中で、よく聞いたものが

体育祭がとても楽しかった!!」

「オーストラリアの学校にも取り入れたい!」

 

オーストラリアでは運動会や体育祭は一般的ではないようです。他の国でも、インタビューをしてみましたが、運動会や体育祭・文化祭を日本ほど大々的に行っている国はあまりないようです。

 

日本の教育を受けてきた僕は、運動会や文化祭があることは当たり前だと思っていたし、教育的な存在意義なんて考えたことがありませんでした。

 

しかし、改めて考えてみれば「チームで協力すること」「全体で決めたルールを守ること」といった、人として大切なことを学べる運動会や文化祭は非常に重要かもしれません。

 

僕がそれを痛感したのは、先月の教育実習の時でした。

中学二年生を担当していた僕は、実習期間中に球技大会がありました。運営から審判までほとんど生徒が行っていました。それだけでもすごいのに、お昼休み後の集合時間はさらに驚かされました。 

200人以上の人数がいるのにも関わらず、5分前には9割以上の生徒が集まって、クラスごとに整列していました。そして3分前には、全員の整列が完了していました。

さらになんと、予定を前倒しして3分前から体育委員による諸注意が始まりました。当初の集合時間には、諸注意も終えて全クラスが次の試合への準備に移っていました。

 

世界的に見ても、100名以上が集合時間に一人も遅れずに、予定を前倒しにして準備を進められる集団はあまりいないでしょう。

時間に正確であるという日本のイメージが保ち続けられているのは、このような運動会や文化祭といった教育的イベントの賜物なのかもしれません。

 

世界中の教育を見る醍醐味

 

世界中の教育を見る醍醐味は、まさにこのような気づきです。運動会や文化祭といったイベントの価値に気づけるというように、今まで当たり前だと思っていたことを改めて考え直すこと。これは教育に関わる上で本当に大切な機会だと思います。

<追伸>

ちなみにマザーベイビースクールを訪れた時の記事はこちら↓

先生としての集大成が問われるマザーベイビースクール!渾身の創作授業「メモリー・ゲーム」

 

    

 

 

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