僕がバリ島に来た理由
それは、南国でバカンスをするためでもなく、
美しいビーチでサーフィンをするわけでもなく、
世界一の学校と噂される
GreenSchoolをこの目で見るためだ。
このGreenSchoolは、
「不確実な未来を生きる子供たちに、必要とされるであろう全ての能力を伸ばす教育をつくりたい」
という創立者のジョン・ハーディー氏の想いによって創られた学校だ。
僕が事前にインターネットで調べた情報をいくつかまとめる。
- 「サステイナブル」（持続可能性）をキーワードとし、環境教育に特に力を入れる
- 校舎は全て地元の竹でできている
- 電力と食料の多くが学校内で自給自足されている
- 日本とは根本的に全く違う授業風景
- ものをつくることや、自分の頭で考えるという機会が圧倒的に多い
- 世界中から生徒が集まり、公用語は英語
- NPOに関わる学生もいる
などなど。。。
なんとも耳を疑うような内容がどんどん飛び出す学校が
バリ島のジャングルの真ん中にあるという
これはもう行って確かめるしかない！！
ということで、
思い立ったら動かずにはいられない僕は
GreenSchoolの存在を知ったその日にバリ行きのチケットを購入し
その７日後の今日。
GreenSchoolを訪れました！！！
本日は、GreenSchoolにご自身のお子様が通ってらっしゃる
保護者の方に案内をしていただきました。
学校の中を見せてもらうと、、、
本当に竹でできてる！！！！！
それにしても美しい
椅子も、傘立ても、
なんでも竹
この立派な吊橋
なんと、中学生の生徒が作ったという！！
もちろん竹製♪♪
もうGreenSchoolにテンションが上がりまくった僕は
矢継ぎ早に質問をさせていただきました。
後日、詳細の記事をアップするので
今日は簡単にまとめます。
授業はどのような形式が多いのですか？
小学生高学年からは
知識的な学習の多くはカーンアカデミーで自習
授業では、プレゼンテーション、ものづくりが多い。
「理科」という科目は無く、
GreenStudyという科目がある。
理科や社会、数学など、様々な科目を自然と共に学ぶ授業する。
森の中で植物を集めたり、竹で工作をしたり
様々な授業がある。
部活動はありますか？
部活動はありません
音楽やスポーツをやる生徒もいますが、
自らNPOを運営したり、自分の学費を賄うために企業の協賛を探す生徒もいます
実際に、生徒が発案した
「公共交通機関の少ないバリ島にスクールバスを走らせる」
という活動は政府に認められて、今ではスクールバスが走っています
このへんから、だんだん事態が飲み込めなくなってきました(笑)
その後も、生徒や先生方に
たくさんのお話を聞かせていただきましたが
信じられない話のオンパレードです
＊後日まとめてUPします
今まで僕は、
フィンランド、ボリビア、オーストラリア…
世界中の教育を見てきました
それぞれの国や学校で特色はあれど
根本は日本の公教育と似ているというのが本音です。
しかし、このGreenSchoolは根本が違う
まるで、いわゆる「学校」というものを全く知らない人が
不確実な未来を生きる子供たちに、必要とされるであろう全ての能力を伸ばすための教育
を、実現するためには、どのような施設がいいのか？
これを０から考えて作ったようだ。
学校といえば、こうだから、、、
みたいな常識が一切ない
あまりにも驚いた。
未来の教育にワクワクした。
しかし、、、
ここまで読んでくださった方も、同じ人がいるかもしれないが
同時に疑問も生まれた
NPOを立ち上げる小学生がいるという。
それは、事実だからいいとして、、、
どんな教育をすれば、生徒が自らNPOを立ち上げようとするのだ！？
授業は、体を動かして学ぶ実践型の授業が多いという。
それも事実だからいいとして、、、
その結果、知識不足になってしまう生徒はいないのか！？
疑問は山ほどでてくる。
そして、それらはそう簡単に分かるものでもない。
残り１週間、バリ島に滞在できる
たくさんの方のお話を聞いたり、生徒と話したりしながら、
一歩でも深く、この不思議な学校の実態をつかみたい。
＊この記事は数日前に執筆しています
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