起こることには全て意味がある。~10万円詐欺と、キリングフィールド~

 

プノンペンで詐欺に会いました。

 

 

10万円とiphoneとられました。

 

日本語で話しかけられて、仲良くなって

家で家族と一緒にご飯を食べようと言われて

気づけば、意味の分からぬギャンブル(?)に巻き込まれ…

 

途中から詐欺と気づいたのですが、場所が相手の自宅だったんで

途中から命の危険を感じて

 

 

命最優先の判断で行動したら、

 

 

結局10万円とiphone盗られました。

 

 

 

 

まあ、とりあえず命はあったわけですが。

 

 

本当に悔しくて、悔しくて

 

まあ腹が立ちますね。

 

 

「アルケミスト」が大好きの僕は

基本的に、旅中は

 

 

起こることには全て意味がある。

 

って考えています。

 

 

 

だから、たいがいのことは笑ってすませます。

 

でも、10万レベルで詐欺られると、さすがにすぐに切り替えるのは難しいですね。

 

 

 

 

幸い、プノンペンで働いてらっしゃる成川さんに助けていただいて

 

 

迅速に警察レポートはゲットできました。

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やけくそ笑顔ww

 

 

警察のレポート発行に、保険会社の手続き

海外生活に慣れて、テキパキと仕事を勧める成川さんは

海外ビビりまくりの僕にとっては救世主のヒーローでした…

 

マレーシアで教師の経験を経て

現在カンボジア・プノンペンで働いてらっしゃる成川さん。

 ブログも書いてらっしゃいます!!

 

本当にありがとうございました!!!

 

 

 

 

さて、ここからが今日のブログの本題です。 

 

命さえあれば、儲けもの

 

起こることには全て意味がある

 

 

こんな綺麗な言葉は、元気な時はいつでも思えますが、

実際にしんどい時には力を失い、ぐるぐると後悔してしまうものです。

 

 

こんな時に、すっと気持ちを切り替えられたらいいんですが

まだまだ僕の経験値は足りないみたいですね。

 

 

 

 

さて。

 

そんなモヤモヤを抱えながら、

 

僕はプノンペンで唯一興味があった場所に行ってきました。

 

 

 

「キリング・フィールド」

 

 

 

カンボジアで大量虐殺があった場所

 

 

なにごとも肌で感じないと、理解できない僕は

実際にこの地を訪れてみたかったのです。

 

 

 DSC_7368

 

わずか40年前に、カンボジアでは

人口800万のうち300万人が殺されるという大虐殺がありました。

 

 

共産主義社会を作るという、ポルポト政権のもと。

 

 

 

世界史に詳しい方は、ご存知かもしれません。

 

しかし、実際にその場所を訪れて学ぶことは天と地ほど違います。

 

 

正直、キリングフィールドはざっと見渡すだけでは

中心の慰霊碑ぐらいしか、目立つものはありません。

 

 

しかし、オーディオの解説を聞いて驚愕しました。

 

まず僕が知らなかったことは

 

殺される前には、「拷問」をされていたということ。

 

 

ムチ打ち、水攻め、電気椅子、爪剥がし

 

 

その他にも文章にすることすら恐ろしいぐらいの拷問も…

 

 

そして、無罪の人に

「自分はスパイである」などといった署名をさせて殺されていったそうです。

 

 

 

そして中でも、最大のショックだったのは、この木

 DSC_7360

 

この木はキリング・ツリーと呼ばれています。

 

 

母親の目の前で、兵士が赤ん坊の両足を掴み、木に力一杯頭を打ちつけて殺すという。

 

 

正気の沙汰ではありません。

 

 

僕はキリングツリーの前で、黙祷をしました。

 

 

30年前のこの場所で。

 

まだ物心もついていない赤ん坊が、母親の目の前で殺される。

 

大木に頭を打ちつけられて。

 

 

赤ちゃんはどれほど怖かったんだろう。

 

いったい母親はどんな気持ちだったんだろう。

 

 

鮮明に光景をイメージすればするほど、

彼ら、彼女らの気持ちは想像すらできない。

 

 

悔しかっただろうな。

もっと生きたかっただろうな。

もっと楽しみたかっただろうな。

 

 

いろんな感情が渦巻いては消え、渦巻いては消え。

 

 

本当に、誇張表現抜きで

涙が止まらなかった。

 

 

 

泣いてるのかは分からないけど、

後ろの人からも鼻をすする音が聞こえてきた。

 

 

この場所は本当に、

中途半端な観光気分で来るべき場所ではないんだろうな、と感じた。

 

 

 

ボロボロ泣いてる中で、

 

 

たかが10万円盗られたぐらいで、うじうじしてる場合じゃないなって。

 

綺麗事抜きで、心底思った。

 

 

 

 

この「綺麗事抜きで」というのは非常に大切だと思う。

 

逆に綺麗事でしか、思えていないから

いざという時に、自分の「信条」や「言葉」が力を無くすんだろう。

 

 

 

詐欺師の家で捕まって

死ぬかもしれない思いをくぐり抜け、

10万円を騙し取られ。

 

 

どん底まで落ち込んだ先で

有難くも、気づかせていただいた

「命の大切さ」

 

 

 

命さえあれば儲けもの

 

起こることには全て意味がある

 

 

 

そんなふうな「綺麗」だけども

まだまだ自分にとっては「脆い言葉」が

 

経験と体験を重ねるにつれて

少しずつ「強い言葉」になっていく。

 

 

 

この感覚は、なかなか好きです。

 

旅中、詐欺にあうのは3回目。 

それでも僕が旅を止められない理由かもしれません。

 

 

 

 

ようやく、今回の詐欺事件も

 

意味があるできごとだった。って思えそうです。

 

 

今回のことのおかげで

今後少々のことがあっても、すぐに気持ちを切り替えられるようになるし。

 

同じく詐欺や盗難にあった人がたまたま、このブログを読んで元気を出してくれるかもしれないし。

 

 

 

5年後振り返った時に、

「神様、あのとき詐欺に会わせてくれてありがとうございました」って。

 

そう思えるぐらいに、走り続けていこうと思います。

 

 

 

≪追伸≫

 

落ち込みすぎて、僕の大好きな書道家よっちゃんに相談したところ

素敵な書を書いていただきました♪♪

 よっちゃんからの書

 

 

よっちゃんは、路上書道家で

自分の名前と共に、インスピレーションで

言葉を贈ってくれます(^^)

 

 

そんなよっちゃんの書く字は、とても味があって

なんと、「隣の人間国宝」にも認定されています(笑)

 

まどかさんもお気に入りの字だとか。

 

 

 

失恋直後ほど、恋愛小説が沁みる時は無いように、

 

落ち込んでいる時ほど、「言葉」の持つ力は

自分に響きやすいものですね。

 

 

特にラスト2行がお気に入りです!!

 

めっちゃ元気もらいました!!!

ありがとうございます。

 

 

 

ちなみに、よっちゃんの書は

プレゼントとしても書いてもらえます♪♪

 

 夢酒

 

 

こちらは、僕の小学生のころからの

とっても大切な友達が20歳になった時の誕生日プレゼント

 

「夢酒」

 

中身が「梅酒」なのがポイントww

 

 

まだまだ短い人生ですが

今までの人生で一番気持ちよく、お金を使えた瞬間でした。

 

 

最近は、お店の看板やロゴなどまで

活躍の場を広げてらっしゃるそうです。

 

 

あまりにも嬉しかったので

紹介させていただきました(^^)

 

 

よっちゃんのホームページに

彼の作品も紹介されています。

 

書道家 朴井義展 オフィシャルサイト

 

僕は「作品紹介」の一番左上にある

「億」と「兆」の作品が、格別に好きです♪♪

 

 

ぜひご覧あれ!!!

 

 

 

 

 

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