先生としての集大成が問われるマザーベイビースクール!渾身の創作授業「メモリー・ゲーム」

 

 

 

インド、バラナシ

ガンジス川の対岸にある村にて。

 

学校に通えない子どものために作られた学校

 

マザーベイビースクール

 

 

この学校は、作家の高橋歩さんを中心に設立され、

現在もNPO法人オン・ザ・ロードさんによって運営されている。

 

 

 

バラナシ滞在中、計4日間マザーベイビースクールを見学させていただいた。

 

 

そして、非常に有難いことに

授業の一コマを使って、実際に先生として授業をする機会をいただいた。

 

 

授業の科目は「特別授業」

 

日本の学校でいうところの「総合」に近い。

 

 

規定のテーマは特になし。ただただ

 

子どもたちのためになる授業を作ること。

 

 

 

これほど先生の腕が試される場もない。

 

 

せっかくいただいた機会を最高の空間にしようと、

授業を考える。

 

 

しかし、これが本当に難しい。

 

 

自分が教えられることってなんだろう…??

 

 

折り紙の折り方

オカリナの吹き方

簡単な日本語…

 

 

自分にできそうなことを上げていった。

 

 

30分の枠の中で、どのような授業に仕立て上げるか?

 

 

折り紙や日本語は、フィンランドやオーストラリアで何回も教えた経験がある。

 

それなりに経験もあるし、失敗しない自信はある。

イメージは湧く。

 

 

しかしそれは、

 

自分ができることを、枠に当てはめただけの、その場しのぎだ。

自己満足のような授業でしかなかない。

 

 

僕がマザーベイビースクールに通う子どもたちに伝えたいことってなんだろう?

 

 

インドのバラナシというこの土地だからこそ

ここで生活する子どもたちだからこそ

価値のある授業

 

 

年間100人以上の日本人が、マザーベイビースクールで特別授業をする中で

僕にしかできない授業

 

 

それを考え続けた。

 

ガンジス川を歩きながら考え続け、

牛さんといっしょに散歩しながら考え続け、

 

 

ついに生みだした渾身の授業がこちら。

 

 

「メモリーゲーム」

 

 

ルールは簡単。

 

チームで協力して16桁の数字を覚える。

 

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流れはこのようなかんじ

 

  • チームごとに作戦を考える
  • 黒板に16桁の数字を書く
  • 2分の制限時間で覚える
  • 黒板の数字を消す
  • 紙を配って、数字を書き出す

 

 

各チームは4〜5人

小学1、2年生が中心で、1人だけ3、4年生の上級生がいるというような構成だ。

 

 

簡単そうに見えるかもしれないが、ぜひみなさんも

どのような作戦を立てるか考えていただきたい。

 

高校生や大学生が対象なら、3〜4人で24桁ぐらいかな。

 

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意外と難しいでしょ?笑

 

 

ゲームが始まると、子どもたちの顔が輝き出す。

 

各チーム、いろんな工夫をしていた。

 

 

16桁の数字を4桁ずつに分けて、

1人4桁ずつ覚えるという作戦

 

記憶力のある上級生が

少し多めに覚えるという作戦

 

語呂合わせのように工夫して覚える作戦

 

 

 

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結果は、4チーム中

 

3チームが14桁正解

1チームが16桁の全問正解となった。

 

 

嬉しそうな子も

悔しそうな子も

 

みんなすごく楽しそうでなによりだった。

 

 

 

 

 

目を輝かせてゲームに取り組み、

チームで協力する子どもたち

 

時にはけんかもしながら(笑)

 

 

 

人と人の間で揉まれていく。

 

これこそが、インターネットやオンライン教育がこれほど発達した現在でも

学校が重要な理由であり、学校においては最も大切なことだと思う。

 

 

今回は、まさに僕が創りたかった空間に近づけたかな?

 

 

 

 

僕がこのゲームに込めた思い

 

それは、

 

 

「人と協力することの大切さ」

 

それに「自然と気づける」

 

 

 

そんな空間にしたかった。

 

 

 

 

これには特別な思いがある。

 

東南アジアの学校を回る中で

 

僕が気づいたことは

 

「誰かと協力する」という機会が少ないことだ。

 

(特に小学校教育において日本と比較すると)

 

先生が足りていないから、あるいは予算が限られているから

最低限の授業しかできない。

 

すると必然的に、数学や国語、英語などが優先され

総合学習のような時間は取りにくい。

 

 

そして、クラブ活動も少ないし、

体育祭や文化祭などのイベントも少ない。

 

 

 

するとやはり、

「誰かと協力する」という機会が少なくなるのだ。

 

 

 

 

そんな東南アジアの教育を見てきて

 

改めて、学校教育として

「誰かと協力する」機会がいかに大切か気づいた。

 

 

そんな想いがあって、このマザーベイビースクールでは

「誰かと協力すること」

をテーマに授業したかったのだ。

 

 

 

その想いに加えて

 

数字と仲良くなってほしい。

 

数字は小難しくて頭を悩ませる「悪者・敵」ではない。

生活を豊かにするため圧倒的に便利な「道具・味方」である。

 

そんな

 

数学の先生(志望)としての想いも加えて

この授業が完成した。

 

 

 

生徒からの受けも良く、

自分としても楽しめた授業だった。

 

 

 

目の前の生徒に、伝えたいことを明確にすること

 

自分の得意なことを活かすこと

 

これらを組み合わせることは、授業を考える上でとても大切なのかもしれない。

 

 

 

プロの料理人が、郷土や食材に合わせて

最高の「創作料理」を創るように。

 

その土地や、目の前の生徒を観て

最高の「創作授業」が創れる。

 

 

そんなプロの先生になりたいな。

 

 

 

 

 

僕の届けた授業が、今後の生徒たちの人生で

 

 

少しでも協力をしてみようとするきっかけになる

 

少しでも算数が好きになるきっかけになる

 

 

そんな力になれればとても嬉しい。

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<追伸>

 

マザーベイビースクールの運営を応援してくださる方へ!!

 

 

今回お世話になった、マザーベイビースクールは

NPO法人 オン・ザ・ロードさんが運営なさっています。

 

 

実は、その活動をあなたの20秒の時間をお借りして

お手伝いできる方法があるんです!!

 

その方法は

 

こちらのgooddoというwebサイトのオン・ザ・ロードさんのページにアクセスして

 

「応援する」

 

というボタンを押すだけ。

 

 

こんな便利なwebサービスがあるとは…!!

知らなかった!!

 

 

そんなうまい話があるか!と初めは疑いましたが、

 

企業のスポンサー広告によって成り立つ

非常におもしろいビジネスモデルのwebサービスです。

 

 

 

鉛筆もしっかり一本一本最後まで使い切り、

限られた環境の中で一生懸命学ぶ子どもたちの姿を見て、

僕も活動を応援したくなりました!!

 

 

あなたの応援をいただけると嬉しいです!

どうぞよろしくお願いいたします!!

 

応援はこちらから

 

記事のシェアも大歓迎です♪♪ 

 

 

 そして最後に。

 

こんなにも素敵な機会をくださった

マザーベイビースクール・スタッフの寛与さん、ともさん、りょうこさん。

そして先生の方々に生徒のみなさん。

 

本当にありがとうございました!!

 

 

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2 thoughts on “先生としての集大成が問われるマザーベイビースクール!渾身の創作授業「メモリー・ゲーム」

  1. たくや

    中学校で教師をしているたくやといいます。

    平岡さんのブロクとプレゼン動画を見てとても感動し、この度コメントさせていただきました。

    平岡さんのブロクは読む度に、希望と強い気持ちをもたらさせてくれます。
    これからも世界を旅して頑張ってください。応援しています‼︎
    そして本当に感謝です。

    1. hirashin Post author

      たくやさん、はじめまして!!
      実際に教師をなさっている方からメッセージをいただけるなんてとても嬉しいです(^^)
      ありがとうございます。

      まだまだ現場も知らない、理想論ばかりの学生かもしれませんが、今後とも情報発信を続けていきます。
      よろしくお願いいたします。

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