教育としての旅があっても、いいんじゃないかと思う。

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 旅に出て半年。

 

日に日に驚くべきことを実感している。

 

 

自分が、中学高校で勉強したことを

もっともっと学びたいと思っている

 

ということだ。

 

 

 

国数英理社 

技家体美音情

 

 

あますことなく。

どれも、もっと知りたい。学びたいと思っている。

 

いくつか具体例をあげていこう

 

 

 

社会(歴史)

 

旅をしてると「?」のオンパレードだ。

中でも歴史はぶっちぎりで「?」が多い。

 

マチュピチュって誰が何のために作ったの!?

 

オーストラリア人とアメリカ人って、

同じく、イギリスから来たのになんでこんなにも人柄が違うの!?

 

あんなに小さな島国の言語がどんな経緯で今や世界共通言語になったの!?

 

 

知りたい。気になりすぎる。 

 

 

確実に歴史を知ると。もっと旅が楽しくなる。

 

 

 

家庭科

 

 

僕は日本では実家暮らしだった。

 

おかんは、最強に料理がうまい。

 

平岡家は、外食にあんまりテンションが上がらない。

うちの料理の方が美味しいからだ。

 

そんな母に頼りきり、僕はろくに料理をしたことがなかった。

 

そんな僕に対して、海外では恐ろしい物価が襲いかかってきた。

 

オーストラリアは、マクドのハンバーガーが単品で240円。

 

 

というわけで、僕は毎日自炊をしている。

 

 

ただでさえ、不器用な僕。

 

チャーハンはベタベタだし、カルボナーラはパサパサだ。

 

 

とういことで、クックパッド様様で、

料理の勉強中。

 

さあ、夕飯のおかずは何にしよう…

 

 

 

英語

 

 

 

すごく嬉しそうに話しかけてくれる子が

速すぎて何言ってるか全然わからなくて、

愛想笑いしてしまう自分。

 

本当に泣きたくなる。

 

 

そして何よりも、

眩しいぐらいに優しすぎる人に対して

感謝の気持ちをうまく伝えられないもどかしさ…

 

ひとまず、ネイティブのスピードを聞き取れるようになるため、

単語と音読を中心に練習中だ。

 

 

美術

 

 

生まれて初めて、絵画に感動して涙を流した。

ノルウェーの国立美術館

 

ニューヨークで行った4カ所の美術館と比べても

ぶっちぎりで、感動した。

 

 本当に美しい絵を見ると

いつまででも眺めてられる。

 

そして、

作者のことに、美術史の流れ、

 

もっともっと知りたいと思うようになる。

 

 

 

 

 

 

他にも、全ての科目において実体験がある。

 

 

 

 

旅をしながら、いろんな経験をする度に

 

「学びたい」という気持ちが膨れ上がる

 

 

 中学、高校で学んだことを

もっと学びたいと思う日が来るなんて夢にも思わなかった。 

 

 

これらの経験を通して、

今では確信していることがある。

 

 

 

どれだけ、上手く伝えようが

 

経験に勝るものはない。

 

 

 

 

歴史がどれだけ大切かを説こうと、

 

ピラミッドを見て、鳥肌が立ち、

誰が何のために作ったのだろう?

 

と、疑問を持つ気持ちには勝てない

 

 

 

 

英語がいかに大切かを説こうと、

 

溢れる感謝の気持ちをなんとかうまく

伝えられるようになりたい。

 

という気持ちには敵わない。

 

 

 

美術がどれだけ大切かを説こうと、

 

美術館で感動して涙を流し、

もっともっと知りたい。

 

という気持ちには勝てない。

 

 

 

 

 

 

そして、心の奥底からの好奇心に従って

自ら勉強したものは、忘れにくい。

 

きっとこれから先の生活も豊かにしてくれるだろう。

 

 

 

江戸時代の大教育者、吉田松陰さんは

 

日本を旅しながら、全国の志士と語り、

日本の未来の危機を感じ取り、

獄中であろうと学び続けた。

 

そして、松下村塾を創り

明治維新への大きな力となった。

 

 

 

建築界の巨匠、安藤忠雄さんは、

 

世界を旅しながら、建築を巡り、

一流の建築を生で見て、感動し、

独学を続けながら、図面を書き続けた。

 

そして、日本建築学会賞を受賞

今では、日本を代表する建築家となった。

 

 

 

経験する。

 

感動する。

 

自ら学ぶ。

 

 

 

 

そんな流れをデザインできる

 

旅。

 

 

 

 

教育としての旅があっても、いいんじゃないかと思った。

 

 

 

 

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